Pay or Not

払うべきか、払わざるべきか。割に合うか、どうか。判断に迷う事や物のコストとリターンを計算します。

お酒の価値と価格 - どの銘柄が一番割安か

お酒は人生の楽しみ

お酒は、古来から広く人々に親しまれてきました。

ただし、ちょっとお金がかかるのが悩みです。
お酒には酒税がかかるためその他の飲料と比べると高めです。長期熟成や製法が特殊なもの、希少なお酒にいたっては非常に高価であり、とんでもない価格になってしまいます。

さらに、外で飲むとどうしてもお金がかかってしまいます。
せめて自宅で飲むときくらいは気軽に楽しみたいものですよね。

そこで、お酒のコストとリターンを計算してみました。

結論から書きます。

結論

酒類ごとの価値と価格を比較すると、一番お得なのは、ウイスキーまたは甲類焼酎のお徳用ペットボトルです。

以下、この結論に至った経緯を説明していきます。

お酒の価値

お酒の価値について考えてみます。

まず、改めてお酒のメリットをあげてみます。

お酒のメリット

  • 酔うことで得られる幸福感
  • 血流が良くなり、リラックス出来る
  • 心が解放される、人間関係も潤滑に
  • お酒そのものの美味しさによる満足
  • 料理と合わせて相乗効果で食事の価値を高める
  • 高いお酒を所持したり嗜むことのステータス

と、こんな感じでしょうか。他にもあるかもしれません。

お酒の価値の定量化

お酒には醸造酒や蒸留酒、原材料による分類、炭酸の有無、食前酒か食中酒かなど様々な種類があります。

これらすべてのお酒の価値を測定するために、数値化をしてみます。

お酒の価値=アルコール

お酒のメリットの多くは、アルコールによりもたらされるものですよね。

本来、違う種類のお酒を比べられるものではありませんが、ここでは、お酒の価値=アルコールと強引に割り切って定量化していきます。

ビール缶を基準に合わせる

酒類や銘柄によって、アルコール度数はまちまちです。そこで、基準を作って条件を合わせます。

容量350ml、アルコール度数5%のビール缶が最もポピュラーなお酒でしょうか。ということで、これを基準に条件を合わせることにします。

ビール1缶のアルコール量は17.5mlです。お酒の銘柄ごとにアルコール17.5ml相当の料金を割り出すことでビール1缶換算の価格が得られます。

アサヒ スーパードライ 350ml缶×24本
 

 

実際の銘柄に当てはめる

これを各種銘柄に当てはめて計算した結果をまとめた表が以下になります。

メーカー銘柄数量(本)価格(円)単価(円)内容量(ml)アルコール度数(%)ビール缶換算単価(円)
アサヒスーパードライ 24 4,622 192.6 350 5 192.6
キリン淡麗グリーンラベル 24 3,271 136.3 350 4.5 151.4
サントリー金麦 24 2,754 114.8 350 5 114.8
メルシャンビストロボックス 2 1,802.0 901.0 1,800 11 79.6
モエ・エ・シャンドンアンペリアル 1 4,580 4,580.0 750 12 890.6
三和酒類いいちこ 麦 25度 2 3,116 1,558.0 1,800 25 60.6
森伊蔵森伊蔵 1 27,540 27,540.0 1,800 25 1,071.0
アサヒ大五郎 4 7734 1,933.5 4,000 25 33.8
宝酒造キングウイスキー 凛 1 2,756 2,756.0 4000 37 32.6
サントリーウイスキー 角瓶 1 1,477 1,477.0 700 40 92.3
マッカランレアカスク 1 25,000 25,000.0 700 43 1,453.5
メーカー銘柄数量(本)価格(円)単価(円)内容量(ml)アルコール度数(%)ビール缶換算単価(円)

銘柄は適当に選びました。

データはAmazonより。値段はよく変わりますが、大まかな目安にはなります。

 

大五郎 20度 4000ml ×4本
 

 

価値に対して価格が安い = お得な酒類は?

表によると、ウイスキーまたは甲類焼酎のお徳用ペットボトルが一番お得、ということになります。

お酒には製造、輸送、保存、販売、、、流通過程で様々なコストがかかりますが、それらを総合して一番効率的に「アルコール」を届けられるのは、ウイスキー、甲類焼酎といった度数の高い蒸留酒である、ということでしょう。この結果は、多くの人が納得できるものではないでしょうか。

お得なら満足できる?

ただ、これらの安価なお酒を買えば必ず満足できるのかというと、それはまた別の話ですよね。

安いお酒と高いお酒との差額が、「美味しさ」やその他の色々な価値に見合うかどうか?

それが、見合うと思う時、私たちはそれぞれのお酒を買い、それが期待以上である時に満足するのだ、と考えられます。

最後に

それぞれの価値をどう感じるかは、まさに人それぞれです。
あのようなお酒を飲んでいる人はおかしい、とか、このようなお酒を飲むのが正しい、だとか決めつけられるものではありません。

あるお酒のアルコール以外の価値が、誰にとっても絶対にいくらの金額に換算できるということを客観的に評価することはできません。

例えば、スポーツ選手も一概に優劣を決められるものでないのですが客観的な数字を比較したものとして得点ランキングや年俸などは、一応の目安にはなります。

今回は、客観的に評価できる部分として、アルコール量に着目してお酒の価値を考えてみました。
一つの目安になればと思います。

おまけ

表以外の銘柄のビール缶換算の価格が気になる人もいるかもしれません。

任意の数を入れて計算できるようにしてみましたので、お好きな銘柄で試してみてくださいね。

単位数量
個数
総額
内容量 ml
アルコール度数 %
ビール缶換算単価
 
 
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